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アカウンタビリティ
アカウンタビリティ(Accountability)とは、一般に説明責任、説明義務と訳され、経営学では「政府・企業・団体などの社会に影響力を及ぼす組織で権限を行使する者が、ステークホルダー(株主、従業員、消費者、取引業者、銀行、地域住民など、関わりをも持つ全ての人や組織)に対し、仕事の経過を報告、説明すること」とされている。これは、権限の行使についての結果責任と共に求められる義務の一つと考えられる。
もともとは会計用語に分類されるものであり、アカウンティング(Accounting:会計)とレスポンシビリティ(Responsibility:責任)の合成語であって、直訳すると「会計説明責任」ということになる。よって、元来の意味合いでは、株主などの出資者に対して、資金の用途やその明細の説明を行い、株主から経営の委任を受けている経営者が、その義務の1つとして管理会計・財務会計の報告を行ったことを言う。「説明責任」としてのアカウンタビリティは、これが拡大解釈されるようになったものである。
アカウンタビリティは、当然、政府に対しても求められるものであり、例えば、公共事業に対し、発注システムや大規模プロジェクトの必要性等、国民の批判が大きいといった社会的背景の中で、必須のものであると言える。また、株式会社のIR(インベスター・リレーションズ:財務広報)情報などの情報公開も、アカウンタビリティーに含まれる。